禁煙を始めたら、1回目の禁煙でできる限り辞めることをお勧めします。
なぜ、1回目の禁煙で辞めた方が良いのかというと、2回目以降になると禁煙に対して、1回目には持っていなかった意識を持つようになってしまうからです。
その意識とは、『また辞められる』という考えです。
この考えがそもそもの間違えであり、私のようにズルズル禁煙失敗を繰り返すという結果をもたらしてしまいます。
実は私、初めての禁煙は半年間も続き、ニコチンガムなどの禁煙グッズも使わなくなるほど、ニコチンから遠ざかった生活が送れていました。
しかし、もうタバコのことは忘れたと思った半年後、昔吸っていたタバコと同じものを吸っている後輩とたまたま1ヶ月間仕事を共にする機会がありました。
これが、禁煙失敗の元凶でした。
半年間もタバコを吸っていないと隣でタバコを吸っている人がいても嫌なだけで自分も吸いたいという気持ちも起きなくなっていました。
この後輩と一緒に車に乗っている時も始めはそんな感じでした。
しかし、一週間も経った頃でしょうか、なぜか今まで何も感じなかったタバコを吸いたいという感情が芽生えだしたのです。
そして後輩に口ずさんだ一言がこれです。
『タバコちょうだい。』
後輩は、『辞めたのにいいんですか?』と気遣ってくれたのに更に追い討ちをかける私の一言がこれでした。
『大丈夫、またいつでも辞められるから。』
またいつでも辞められるから...。
これをキッカケに結局、この言葉とは裏腹な生活を歩むことになってしまったのです。
この1度目の禁煙成功後、2、3回の禁煙を試みていますが、1度目ほどの成果を挙げる事は至難の業でした。
要するに2回目以降は、禁煙に対して一度成功したという気持ちを持つようになり、禁煙を舐めるようになります。
その結果、1度目ほどのモチベーションを持つことができず、成果も挙げられないという状況に陥ることになるのです。
ですので、もし、あなたが1度目の禁煙でニコチンとは縁のない生活を送れるようになったとしたら、けして『またいつでも辞められる』という事だけは思わない方が身の為です。
そう思うことは、ズルズルと禁煙を続ける結果になる恐れがありますので、ぜひ皆さんは、私のようにならない為にも、私の失敗談を参考にしてみて下さい。