タバコ依存には、身体的依存と心理的依存の二つがあるとお話ししましたが、ここでは、その二つのうちの心理的依存について、私の調べたことを少し掘り下げて説明させていただこうと思います。
まず、心理的依存とは習慣依存のことを指します。
習慣依存とは、生活の中で習慣化してしまっている喫煙の癖のことで、よくある習慣依存として、飲酒時の喫煙習慣や食後の喫煙習慣などが挙げられます。
また、生活の中での喫煙習慣の他にも仕事や対人関係などのストレスによる喫煙なども喫煙習慣として習慣依存に位置づけられます。
このような習慣依存は、禁煙を始めてみると自分が思っている以上に多いことに気付かされます。
例えば、私の場合、『出勤時や帰宅時の車内での喫煙』や『毎食後の喫煙』、『イライラした時の喫煙』、『飲酒時の喫煙』、『友人等との談話時の喫煙』など、必ずといってよいほど喫煙をする場面がいくつかあることに禁煙をしてみて初めて気が付きました。
このような喫煙の習慣は、禁煙時にそういった場面に遭遇すると非常にタバコを吸いたいという気持ちになり、禁煙の妨げとなります。
ですので、禁煙時にはなるべくそういった環境作らないよう心掛けるということが心理的依存を克服する際に最も重要な要素となってきます。
しかしながら、食後やイライラなど、どうしても避けられない場面も中にはあります。
そういった際には、やはり禁煙補助薬を使用して気持ちを抑制するのが一番良いかもしれません。